飲食業界 転職指南書③「会社選びPart3」
「転職の成功者から学ぶ」
転職指南書②に続き、今回は転職の成功者から学ぶ 会社選びと更に重要なポイントを紹介して行きたいと思います。
これまで1000人を超える飲食人の転職のお世話をさせて頂いた中でトップ5に入るほど印象的だったKさんの転職サクセスストーリーです。
当時20代半ばのKさん
大学を卒業し、新卒で飲食会社に就職するも成果を出せない日々が続き、在職していた会社の事業縮小もあり転職を決意。
「私を一番成長させてくれる会社を紹介してください!」
Kさんのこの一言から、私はある飲食会社を紹介しました。
先ずなぜKさんの転職が成功と言えるのか?
Kさんの目標は、複数の飲食店を管理する統括マネージャーに成ることでした。
現在、Kさんは私の紹介した会社で代表取締役として活躍しています。
目標だった統括マネージャーを飛び越えて、会社のトップになったのです!
因みにそのKさんは、現在30代という若さです。
私がKさんに紹介した会社の特徴
①社長の方針で多店舗展開して行き、事業を拡大させるという強い志しがあった。
②社長に創りたい業態が明確にあった。
③社員教育にチカラを入れていた。
④既に繁盛店を複数経営していた。
会社選びで重視すべきポイント①
会社トップの方針
当たり前の話ですが、会社のトップである社長が事業の拡大を望んでいなければ、会社の規模拡大は有り得ません。面接時に新規出店の計画を質問して良いでしょう。
会社選びで重視すべきポイント②
社長もしくは経営幹部陣にマーケティング、物件開発、業態開発能力に長けた人財がいるか?
飲食店は開業してからが大変です。現場を任せられる店長の力量も重要ですが、そもそも繁盛しているお店には、業態にマッチした物件開発がとても重要です。現場力以外に繁盛する裏付けがあり、確率の高い成功パターンが存在しています。
このような能力の高い会社は、資本力の関係もありますが短期間で複数の出店を実現させています。会社のホームページ(沿革)で出店頻度を確認すると良いでしょう。
会社選びで重視すべきポイント③
社員教育にチカラを入れている。
教育には時間とお金がかかります。
教育にチカラを入れている会社は、未来への投資としているのです。だからこそ会社のこれからの方針が反映される部分です。
Kさんに紹介した会社では、役職別に研修機会があります。例えば若手ホールスタッフや調理スタッフには取引先の農場へ出向き生産工程を勉強したりします。
管理者には、マネージメントの座学研修があります。
このように社員を教育する会社には、近いミライに事業を拡大して行こうという計画があるので、時間とお金をかけ拡大して行く準備をしている訳です。
会社選びで重視すべきポイント④
既に繁盛店を複数経営している。
業績が悪ければ、また会社に未来が無いと判断されれば銀行はお金を貸してくれません。中には100%自己資金という会社もありますが、それであっても業績の悪い状況では新規出店は難しいでしょう。
既に複数の繁盛店がある場合、一時的な縮小はあったとしても会社のトップに拡大していく方針があれば新規出店や業態変更によって業績を回復させる可能性があると考えています。
さて、上記4つのポイントに満たした会社に就職したKさんが、入社後にとった行動とは?
いかにして平社員から社長に登りつめたのか?
次回につづく