飲食転職キャリアアドバイザー 兼 飲食店顧客満足向上日記

飲食業界の転職ブログと飲食店の顧客満足向上日記です。

飲食業界 転職指南書②「会社選びPart2」

飲食業界 転職指南書②「能力開発」

 


指南書①に続いて、指南書②のテーマは「能力開発」です。

再就職先を探す際にもう一つ会社選びの基準として挙げたい重要なポイントです。

 


飲食業界における能力開発

店長職を例に挙げるとします。

店長の主な仕事は、売上(利益)、原価、人件費の予実管理です。予算に対して実績が伴っていない場合は、問題を抽出し解決に導くことが求められます。

 


これらの管理能力または問題抽出と解決に導くプロセスにおいては、資本力のある大手が長けているとは言い切れません。

 


資本力のある大手の場合、一等立地(集客が安易な優れた場所)で出店を行う傾向があります。

その為、極端な例を挙げるとマーケティングがしっかりと出来ていれば又はブランド価値があれば黙っていても一定の集客はあります。

 


以前、私が転職の相談にのったMさんを例に挙げて説明します。

Mさんは日本有数の大手飲食チェーンで店長をしていました。超が付くほどの一等立地で店長を歴任。Mさんは社内でも大変評価が高く、優秀な店長としてスーパーバイザー候補という方でした。

 


そんな優秀な方が言い放った言葉が、、、

「店内の清掃がしっかりと出来ていれば繁盛しますよ!」

 


果たしてそうでしょうか?

 


アルバイトの採用、メニュー開発、接客方法、イベント企画などなど 

 


工夫を凝らし、それでも失敗を繰り返し、なんとか成果に結び付けていく実力派の店長がいます。

 


大手飲食チェーンでは、様々な業務が分業化し本部が一括して管理していますが、小規模な会社では殆どが現場の判断で実施しています。

 


もし貴方のキャリアプランに新規業態の開発や、独立開業があった場合には、大手飲食チェーンよりも小規模または中規模で様々なオリジナルの業態を運営している会社の方が能力開発という視点では適した環境と言えるでしょう。

 


次回は、私が転職のお世話をしたKさんの転職サクセスストーリーをご案内します。